鎌倉山正史

お客様から鎌倉山の歴史に関する本「鎌倉山正史」という本をご紹介いただきました。

残念ながら、ネット上の古本屋さんの書棚を探しても品切ればかりで、現物を手にすることはできていません。

部分的にこの本を引用しているネット記事にたどり着くことはできて、人が住み始めてからの歴史が浅い鎌倉山にも太平洋戦争を挟んで、歴史に刻まれるべきことが多々あったということを認識した次第です。

季節は何事もなかったかのように秋から冬へ。

この地で2回目の冬を迎えようとしています。コロナ禍で翻弄される人の営みも自然にとっては許容範囲なのかなあと思いつつ、なかなか実感しにくい環境破壊は着実に進んでいることを再認識しないとと思ったりしています。

後世からあの時が歴史の分岐点だったと言われるときに、今の世代を生きる人間の一人として、どう生きるべきなのか?

為政者側がまとめた歴史書ではないものには、いろいろと考えるべき視座があると思いつつ、深まる秋を感じ取れる日々です。

ご縁を大切にする

新しい試みをはじめました。

西鎌倉CONNECTさんと10月16日に共催でおこなった「あおぞらほんの市」に出店してくださったGeorge Wallceさんの本棚を一段分常設で設けました。

今までも当店でお買い上げいただいた書籍以外の書籍の買取・ご寄付の申し出をいただいておりましたが、原則お断りしていました。これは、当店の品揃え基準が曖昧ななか、どうしても当方の主観といういい加減なものをよりどころにしてしまうためです。

本棚はその本棚を構成するタイトルが集まって、各タイトルとは違う意味合いを持つと思います。そこにはこの本を読んできた人の価値観とかも表す部分があるのではないでしょうか?

Georgeさんとは半日「あおぞらほんの市」でご一緒し、当店が大切にしているものもご理解をいただきながら、お客様に喜んでいただける本棚つくりをこれからご一緒していきたいと考えております。

物理的なスペースが限られるので、できることの制約は色々とありますが、こういう試みを増やしていきたいと思う次第です。

暖をとる

紅葉が色好きはじめ、青い空のコントラストと相まって、秋が深まるのを実感できるようになってきました。お店の前のオープンデッキは日によって使われる度合いに差が出てきているように感じています。

夏の間は強い日差しを避けるべく、大きめのパラソルを使ったり、2階からターフを吊すなどして、試行錯誤しながら、お客様にとっての快適な環境づくりをしてきましたが、季節が変わっていくのは思いのほか早く、今は暖をとる方法を検討しているところです。

シンプルにストーブを置くというのが解決策の一つ。

これは鎌倉に転居してきたときに買い求めた竹を燃料にするストーブで燃料は自前、焼き芋もできるというECOかつ実用的なものです。これを基本にしようと思っています。

焚火用の大きな鍋。

見た目が暖かい。思っていたより火はすぐつく。暖かさを感じるには見た目も大切なので、これもあり。まだ日が暮れてからしか試していないので、営業時間中にやってみるとどうなるか試す必要あり。

電気ストーブ。

簡単。スイッチのONOFFがしやすい。ソファのエリアに置こうと思っています。

オープンから初めて迎えるウィンターシーズン。色々と試行錯誤してみますが、寒かったらやはり店内で過ごしていただくのが、ベストかも。。。

寄り添う

この週末、とある病気のため、緊急入院しておりました。予定より早く退院し、今週2回予定していたゴルフをパスした分を取り返すため、体を動かすことをやっています。

久しぶりの入院生活で感じたことは、、、

ITによる情報共有がなされていて、業務が細分化され、同一業務を担当が交替して行っても、間違いが起きないようなオペレーションが確立されている。一方で、患者側からすると目まぐるしく色々な人が私のことをケアするため、私が担当の方々のお名前を覚えることができず、特にお世話になった方に退院時お礼を言おうと思ってもお会いすることすらできない状況になる。情報の共有がなされていても、その情報からアクションを起こすのは、担当の人たちである。担当の人たちは、患者の私に対してニュアンスを含め異なる情報を提供してくる場合がある。何が真実かを探究しても答えに辿り着かず、その時が来たら受け入れるというのがベターな心構えと思ったことがしばしばでした。

担当一人一人の心遣いを感じつつも、それをバトントスで繋いでいくと全体を通して人の温かみを感じるということにはならないものなんだと感じた次第です。(認知して、アクションし、再度フィードバックをもらうためには、タイムラグがあるということからか?)

大規模なオペレーションを間違いなく、効率よく行うためには、こういったやり方になるのでしょう。AIが人に変わって、コンシェルジュ的に24時間対応するというのも近い将来は当たり前になってくるのかもしれません。

惣commonは家族経営でこじんまりとやっています。

今回の短い入院生活は、業種は違いますが、大規模チェーンが提供するサービスとは違う良さを改めて考えるきっかけをくれました。

お客様が主役であり、お店はお客様の満足のためにどう寄り添うのかということ。

お客様が持つ潜在的なものを含む欲求を明確にしていく作業のお手伝いのために、お店も様々な提案をし、コミュニケーションをしていく。これを地道に繰り返し、コメントをいただきながら、修正したり、追加したり、止めたりしていく。

先週金曜日の夜にインスタライブを初めて行いました。想定より多くの方々に視聴いただき、またフィードバックをいただき、ありがとうございました。

オープン当初から提案させていただいている読書メーターアプリの活用だけでなく、インスタライブ等もコミュニケーションの一手段として、もっと活用していこうと思います。

お客様の声が私ども財産であることをひしひしと感じた週でした。